一級建築士 【代表岩本が語る 不動産再生のコツ】
RC造 築古オフィスの魅力

Column

当社が再生案件で扱うビルは、規模的には200坪~500坪、用途は事務所、築30年以上が多く、その殆どはRC造となります。
今回は、そんなRC造築古オフィスの魅力についてお話します。

30年以上前は、住宅も事務所もほとんどが、RC造で作られていましたが、近年では建設技術が発展し、大型のオフィスビルを建てる場合は、柱が少なく、より大きな空間が作れるS造やSRC造(以降S造等)が主流となっています。
S造等は、邪魔な柱や梁などが少ない大型区画を作れる為、建築費以外では大きなデメリットが無く、近年の大型オフィスの主流となっています。(表1)

一方、RC造は柱、梁が大きく、天井は低くなりがちで、窓などの開口も小さいので、細かな間取りを作る住宅などには適していますが、大型オフィスには適しません。
そんなRC造ですが、小割のオフィスにすると、その柱の多さや、天井の低さのデメリットは気になりません。
また、各区に設置された小さくても自然換気ができる扉や、コンクリート打ちっぱなしの内装、柱・梁の形状を活かした武骨な外観を魅力的に思う人も少なくありません。

▲築44年 RC造の武骨な外観 ROOTS SQUARE IKEJIRI OHASHI
▲築44年 RC造の武骨な外観 ROOTS SQUARE IKEJIRI OHASHI

近年では、シェアオフィスも一般化し、新築ガラス張り、カーテンウォールの中に更にガラス張りで間切ったシェアオフィスなどもよく目にしますが、コンクリートの手作り感が残ったシェアオフィスも悪くは有りません。

特に1枚1枚職人さんが型枠を組んで作った壁や天井、時には凹凸があったり、隅だしの文字がそのまま書かれていたりなど、ハンドメイド感が抜群なところも魅力の一つです。

空調や、音響など、最新のインテリジェンスビルには敵いませんが、一点物のヴィンテージ感を醸しだす、RC造オフィスビルにもファンがいます。
築古ビル再生の際には、全てを直そうとせず、ビルそのものが持つ個性を活かした企画を考えて見るのも良いと思います。

▲RC造の開口を生かした、開放的なオフィススペース
▲RC造の開口を生かした、開放的なオフィススペース

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岩本  裕
一級建築士

東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒業
大手ゼネコンでは、主にマンション工事の現場監督とアメフト選手として活動、 その後大手マンションデベロッパーと新興デベロッパーにて土地の仕入れから企画販売を一貫して経験。2009年8月、「the SOHO」の運営を機に当社設立。代表取締役就任、2021年7月サイバーエージェントグループに参画、現在に至る。
趣味:週3回以上のパワーリフティング(ベンチプレスは155㎏)、バスフィッシング

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